病院不適合者の怒り

しばしば体のどこかが悪い。死ぬほどのことではないが、日常生活に支障をきたすレベルだ。無視していても治る気配がないので、「私は一生懸命治療に取り組んでいますよ」というアピールのために病院へ行く。不調を訴えても「なら病院行けよ」と切り捨てられないために。

 

医者と完璧な意思疎通が果たせたことがない。なぜって、ほら、ブログのタイトル。あと医者も患者の私より自分自身と会話して診断をくだしている気がする。

昔、腸骨のあたりがひどく痛むので病院へ駆け込むと「気のせいでしょう」と笑って追い返された。どうして気のせいでわざわざ貴様の面を拝みに来にゃならんのだ。せめて「痛むのは辛いですね」ぐらい言え。そう言いたいのをこらえて病院をあとにした。私は金を払って医者ではないただのジジイに診てもらったのか?己の愚行を嘆いた。痛みは数週間後治まった。

皮膚のトラブルで皮膚科へ行ったら塗り薬を処方されたが、保管方法や使い方の説明は一切なかった。とりあえず普通に塗ってみると悪化したので別の皮膚科へ行くと「この薬は冷蔵保存でごく少量の塗布でいい。常温でそんなに塗ったらそりゃかぶれるわ」と呆れられた。コミュ障は全力で「そ゛ん゛な゛こ゛と゛い゛わ゛れ゛て゛ま゛せ゛ん゛!!!!!!!!」と訴えた。蚊の鳴くような声だった。

喘息になり吸入薬を処方されたが、吸入後に水を飲まなかったため食道カンジダになった。水を飲んで吸入薬を胃へ落とせという指示は一切なかった。怒り心頭で薬剤師に文句を言った。実際はニヤニヤヘラヘラしながら小声で伝えた。

慢性蕁麻疹となり大量の薬を服用する日々となったが未だ回復の兆しはない。せめて原因を知りたいと言ったら「原因が分かる人は自身で心当たりがある。ないなら原因不明」と一蹴された。そうですか。気休めでいいから検査とかしないんですね。

血管運動性鼻炎を10年以上患っているが、かかりつけの耳鼻科医は行く度に「花粉のシーズンだからね」と言う。アレルギーじゃない。そろそろ覚えてくれ。

何らかの危険な虫に足を刺されて歩けなくなったので救急病院へ駆け込むと医者が「なんだろな〜これ、うーん、○○(薬の名前)出して」と看護師に指示した。看護師は「ないです」と言った。ないことある?代わりに出された薬を後日先述の皮膚科へ持って行くと「捨てろ」と言われた。

大学病院で手術をした。術後、麻酔の切れていない私に「別の病気が見つかった。また説明する」と執刀医が言った。退院するまで説明はなかった。その後何度か通院時に説明を求めたが、執刀医が現れることはなく、未だに説明は聞けていない。

 

他にもエピソードには事欠かない。こうなるともはや医者の問題ではなく私が患者に向いていない気がしてきた。健康になりたい。